きゅうり

きゅうりの脇芽はどれを摘芯すべき?収穫を最大化する正しい判断基準

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こんにちは!「菜園ラボ」運営者のベジまるです😊

きゅうりの栽培を始めた皆さん、わきから出てくる脇芽を「どこまで伸ばして、どれを切るのが正解なんだろう?」と悩んでいませんか?「きゅうり 脇芽 どれ」と検索している時点で、あなたはもう多収穫への第一歩を踏み出していますよ!

きゅうり栽培は、この脇芽(子づるや孫づる)の扱い方、つまり「整枝(せいし)」が、収穫量や品質を大きく左右する最重要ポイントなんです。私も最初は、全部切るのか、全部伸ばすのかわからず、手あたり次第に切って失敗した経験があります。でも大丈夫!脇芽の管理は、株の初期の体力づくりと、収穫期に入ってからの栄養の集中、そして病気を予防するという、とても大切な役割があるんですよ。

この記事では、多収穫を目指すプロの農家さんも実践している、株元から何節目の脇芽を取るべきか、そして、残した脇芽(子づる)をどう摘芯すればたくさん実がなるのか、肥料や水やりのコツも含めて、わかりやすい言葉で徹底的に解説していきます。特に、きゅうりが曲がり果になる原因や、収穫が終わる頃の下葉かきについても触れています。ここ、気になりますよね。この記事を読めば、もう脇芽で迷うことはなくなりますよ!

  • 株を強くするために初期に必ず取るべき脇芽の位置がわかる
  • 多収穫を可能にする脇芽(子づる)の「2節残し」のやり方がわかる
  • 収穫量を安定させるための水やりや肥料のタイミングがわかる
  • きゅうりを病気から守り、長く収穫し続けるための環境管理法がわかる

きゅうりの脇芽はどれをどうする?多収穫の基本ルール

きゅうりの脇芽を適切に管理することは、一時的な収穫量を増やすためではなく、株全体を健康に保ち、長い期間にわたって高品質なきゅうりを安定して収穫し続けるための、いわば「未来への投資」です。ここでは、多収穫のための最も重要な管理ルールを解説します。

脇芽管理の目的は?失敗しないための理由

きゅうりの脇芽を切ったり、伸ばしたりする「整枝」には、主に3つの目的があります。

脇芽管理の3つの大切な目的

  • 株の体力づくり:最初に栄養を実ではなく、根や親づるに集中させ、長期収穫の土台を作るため。
  • 病気の予防:葉や枝が茂りすぎるのを防ぎ、風通しを良くして、病原菌が繁殖しにくい環境を作るため。
  • 果実の品質維持:栄養を狙ったきゅうりに集中させ、水分不足や栄養不足による曲がり果を防ぐため。

もし脇芽を放っておくと、株のエネルギーが分散してしまい、途中で生育が弱まってしまいます。特に風通しが悪くなると、うどんこ病やべと病といった病気にかかりやすくなるので、整枝は病害予防の大切な作業の一つなんですよ。

株を強くする!最初のうちの脇芽は全て取る

きゅうりの栽培で最も大切で、成功するかどうかの分かれ目になるのが初期の管理です。植え付けからしばらくの間は、株の「体力づくり」を最優先にしましょう

株元に近い低い節に実をつけさせてしまうと、そこに栄養が優先的に使われてしまい、肝心の親づるや根がしっかりと育たなくなってしまいます。初期の収穫を我慢することは、その後、長期的に安定して大量のきゅうりを収穫するための戦略的な判断なんです。

【初期管理の鉄則】

株元から第7節までの脇芽(子づる)と、そこでできたきゅうり(果実)は、全て手でやさしく摘み取ってください。

「え、7節目まで全部!?」と驚くかもしれませんが、これがプロが推奨する長期多収穫のための厳格なルールです。第7節まではしっかり取り除くことで、株の幹が強くなり、その後の生育が格段に安定しますよ。

大切な脇芽を残す目安は株元から数えて何節目?

初期の脇芽取りを終えたら、いよいよ収穫をスタートする節を決めます。それは、先ほど全部取り除いた第7節以降の脇芽(子づる)です。

第7節より上の節で出てきた脇芽は、もはや切る対象ではなく、これから収穫するきゅうりをつけるための大切な「子づる」として育てていきます。

この子づるから収穫するのが、きゅうり栽培での多収穫のコツです。もちろん、子づるも伸ばしっぱなしにしてしまうと、また枝が混み合って栄養が分散してしまうので、次の「摘芯」のルールに従って管理してくださいね。

収穫を増やすための脇芽の育て方「2節で切る」

第7節以降で伸ばすことに決めた脇芽(子づる)にも、効率よく栄養を集中させるためのルールがあります。

子づるが成長し、葉や実をつけ始めたら、その子づるを親づるから数えて2節を残して先端をハサミか手で摘み取ります。これを「摘芯(てきしん)」と言います。

【多収穫のための摘芯ルール】

第7節以降の子づるは、葉を2枚残して先端をカットする!

この「2節残し」にすることで、残した2つの節のきゅうりに栄養が集中し、大きく、品質の良いきゅうりに育ちます。長く伸ばしすぎると、葉や節が増えて栄養が分散してしまうので、これを守って摘芯しましょう。これが、収穫量を最大化しつつ、株の過密化も防ぐ、最適なバランスです。

枝が混み合うと病気になる!風通しを良くする管理

脇芽(子づるや孫づる)を適切に管理する一番のメリットは、株の風通しが良くなることです。風通しが悪いと、湿気がこもり、うどんこ病やべと病といった病原菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。

整枝作業は、ただ単に栄養を集中させるだけでなく、病気を防ぐための環境管理だと思ってください。病気になってしまうと、農薬を使ったり、きゅうり自体が弱ってしまったりと、手間もかかり収穫量も減ってしまいます。

脇芽や葉が重なり合って、株の内側が見えなくなってきたら、それは管理が行き届いていないサインですよ。定期的に株を見て、余分な枝葉を取り除くことが、健康なきゅうりを育てる秘訣です。

親づるの先端を切るタイミングと目的

親づる(主枝)も、無限に伸ばし続けるわけではありません。きゅうりの背が高くなり、支柱やネットのてっぺん、もしくは私たちが手を伸ばして管理・収穫できる高さになったら、親づるの先端もカットします。

【親づるの摘芯の目安】

目安となる高さは、だいたい2メートル程度です。

親づるの先端を摘芯する目的は、「これ以上、縦に伸びるのをやめて、脇(子づるや孫づる)に力を入れてね!」と、株にメッセージを送ることです。これにより、上への成長に使われていたエネルギーが、横方向の子づるや孫づるでの結実に回り、結果的に収穫期間を長くすることができます。


きゅうりの脇芽はどれを残すか決めた後の水やりと肥料

脇芽の管理が完璧でも、水と肥料が足りないと、きゅうりは満足に育ちません。ここでは、脇芽管理の努力を無駄にしないための、「きゅうりの品質」に直結する周辺管理のコツをお伝えします。

脇芽の処理はいつやる?適切な時期と道具の選び方

整枝(脇芽取り)作業を行うのに最も適しているのは、きゅうりの成長が最も活発になる5月下旬から6月下旬頃が一般的かなと思います。

いつ切るのがベスト?

脇芽は、まだ数センチ程度の小さいうちに、手やハサミでやさしく摘み取るのが一番効率的です。大きくなってから切ると、切り口も大きくなり、そこから病原菌が入りやすくなってしまいます。

【作業時の注意点】

茎や葉に大きな傷をつけないよう、丁寧に行ってください。また、雨の日や湿度が高い日は、切り口から菌が侵入しやすいので、天気の安定した日を選ぶのがおすすめです。

収穫後半の子づるや孫づるはどうする?

栽培が終盤に近づき、子づるからさらに孫づるがたくさん発生してくると、一つ一つを厳密に「2節残し」で管理するのは、正直とても大変になります。作業労力と収穫できる量のバランスを考える必要が出てきます。

そのため、収穫後半の孫づるについては、「基本的に放任(イケイケ)で実をつけさせる」という管理法が取られることもあります。親づるや子づるの体制がしっかりしていれば、孫づるの管理を厳密にする優先度は下がります。

ただし、孫づるを放任すると、また枝葉が混み合って病気のリスクが増えます。そのリスクを減らすために、次の「葉かき」が非常に重要になりますよ。

良いきゅうりを育てるための水やりと肥料のコツ

きゅうりは非常に肥料を好む(多肥性)作物で、絶え間なく実をつけるためには、定期的な栄養補給が絶対に必要です。

肥料をあげるタイミング(追肥)

最初の肥料(元肥)だけでなく、植え付けから約1ヶ月後を目安に追肥を始め、その後は収穫量に応じて頻度を調整します。収穫期に入ったら、週に1回程度から2週間ごとに、少量ずつこまめに肥料をあげるのがおすすめです。

肥料切れのサインは、葉の色を観察すること。葉の色が黄色っぽくなってきたら、栄養が足りていないサインですよ。その症状が出る「前々」に肥料をあげられるように、計画的な管理を心がけてください。

きゅうりが曲がるのは栄養や水分が足りないサイン

「きゅうりの脇芽はどれを切るか」をしっかり管理していても、きゅうりがきれいに伸びず、曲がってしまう(曲がり果)ことがあります。これは、水分や栄養分が果実に行き渡っていないことが主な原因です。

【曲がり果の主な原因】

  • 水分不足:きゅうりの実の90%以上は水分です。水が足りないと、十分に膨らまず曲がりやすくなります。特にプランター栽培では土が乾きやすいので注意が必要です。
  • 肥料不足:栄養が足りないと、実を大きくする力が弱まり、不格好に曲がってしまいます。

脇芽管理と合わせて、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えること、そして定期的に肥料をあげることで、高品質なきゅうりを育てることができますよ。

株の健康を保つための古い葉の取り方(葉かき)

収穫が続き、孫づるを放任するような段階に入ると、株元や下の方の葉が古くなったり、地面に触れたり、病気になったりすることがあります。これらはそのままにしておくと、病気の原因や風通しを悪くする原因になります。

そのため、収穫終盤に近づいたら、下葉かきという作業を継続的に行いましょう。

【下葉かきで取るべき葉】

  • 病気にかかっている葉
  • 黄色く枯れてしまった葉
  • 地面に触れてしまっている葉(土の菌がつくのを防ぐため)

ただし、葉は光合成をして栄養を作る大切な工場です。一度に大量(例えば3〜4枚以上)の葉を取りすぎると、株全体の勢いが落ちてしまうので、少しずつ、適度な量に抑えてくださいね。

きゅうりの脇芽はどれをどう処理するか?管理のまとめ

きゅうり栽培の成功は、初期の徹底した「脇芽・果実の除去」と、中後期の効率的な「子づるでの収穫」という二つの戦略を組み合わせることで達成できます。

節位(株元から)脇芽(子づる)の処理果実の処理管理の目的
第1節〜第7節まで全て摘み取る(除去)全て摘み取る(除去)親づるを太くし、株の体力づくり
第7節以降伸長させる着果させる(収穫スタート)子づるからの収穫量を確保
子づるの先端2節を残して摘芯-栄養を集中させ、過密を防ぐ
親づるの先端2m程度で摘芯-成長を止め、横方向(側枝)へ力を分散

この表にあるように、初期の「きゅうり 脇芽 どれ」を全て除去する勇気が、長期的な多収穫への鍵ですよ。そして、この脇芽管理の努力を実らせるために、葉色が黄色くなる前の定期的な追肥と、十分な水やりを絶対に忘れないでください

これらの管理を実践すれば、あなたのきゅうり栽培はきっと成功します。ただし、ここでご紹介した情報はあくまで一般的な目安です。品種や地域の環境によって最適な管理方法は変わるため、最終的な判断は専門家にご相談いただくか、正確な情報は農協や自治体の指導をご確認くださいね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!あなたの菜園ライフが、きゅうり豊作でありますように!

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